こんばんは~!ヽ(・∀・)ノ 今年ももうすぐおしまいですね!
大掃除や年賀状書きが大変だとつぶやく部員を見かけることが多くなりました。
あと、風邪が流行っているようですねぇ…。まだまだ寒いです。
みなさんもお風邪を召さないようお気を付けて…、と風邪なうの投稿者が忠告します。( >д<)、;’.・ ィクシッ
さて、のだてん演劇会は先週12月23日に第3回の公演を行いました。今回のテーマは「冬を生んだ女神」!
「おとめ座」にまつわるお話です。おとめ座といえば、星占いに使われる星座として有名ですよね。
ご存知の方も多いんじゃないかなぁ? そんなおとめ座に白く輝く一際明るい星が一つ。
「スピカ」という1等星です。さて星座絵を見てみると、そこにはとても美しい女神。
スピカが輝いているのは、左手に持った麦の穂先。
実はこの女神、農業・豊作の女神「デメテル」の娘「ペルセポネ」の姿だとされているんです。
麦の穂は、作物の豊作をもたらす女神の象徴でしょうか?
私たちが暮らすこの世界には春夏秋冬、四季というものが存在します。
世界に四季が誕生したのは、ペルセポネの母親デメテルの身に起こったとある事件からだったといわれているんです…
昔、世界に季節というものがなく、一年中作物が実り、人々が豊かに暮らしていた頃のお話。
大神ゼウスと豊作の女神デメテルの間にペルセポネという大変可愛らしい娘がいました。
ペルセポネは草木を愛し、毎日のように近くの草原へ花を摘みに出かけていました。おとめですね~笑。
そんなある時、いつものように花を摘みに出かけたペルセポネーは何者かにさらわれ、行方不明になってしまいます。
犯人は冥界の王ハデス。ハデスは、ペルセポネの美しさに惚れてしまい、自分の妻に迎えようと、無理やり冥土へとさらってしまったのです。
母親デメテルは娘が帰ってこないのを心配して探しに出かけました。しかし一向に見つかりません。
そこでデメテルは、全てを見ていたという太陽の神様にペルセポネの行方を尋ねました。
真実を知った彼女はもちろん激おこ。「倍返しだ!!」
こうしてデメテルは神殿に引きこもり仕事をしなくなってしまったのです。
彼女は豊作の女神。
そのため、草木は枯れ、農作物は全く実らず、地上はすっかり荒れ果ててしまったのです。
これを見て困り果てたのが大神ゼウス。彼はハデスに、ペルセポーネーを地上へ返すよう命じました。
さすがの冥土の王といえども神々の王ゼウスの命令に逆らう事はできません。
ハデスはペルセポネーを地上へ送り返すことを認めたのですが、その時ペルセポネーに12粒の石榴(ざくろ)の実を手渡しました。
実は、冥土で食べ物を口にしたものはいずれ冥土に戻らねければならないという掟があるのです。
何も知らないペルセポネーは、この実があまりにも美味しそうだったので4粒食べてしまったのです。
こうしてペルセポネーは、母親デメテルのもとへ帰ったのですが…、
食べかけの石榴の実を見てデメテルはもちろん激おこ。《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァア!!
ペルセポネーは口にした石榴の実4粒分、1年のうち4ヶ月を、冥界で暮らさなくてはならなくなってしまいました。
娘が冥界でくらす4ヶ月の間、デメテルは再び神殿へ引きこもるようになりました。
こうして、女神の力を得られない、草木が枯れ、作物が実らない「冬」が生まれたのだとされています。
神話では、冥界王ハデスはとんでもない悪役として描かれていますが、バッドエンドを好まないしむたくの脚本中では違う!
自分の仕事の葛藤に苦しむイケメンのハデスがペルセポネの激励によって自信を持つお話!
少し泣けるハッピーエンドなお話ですよ! 二人はすごく仲良しになって、最後には結婚しちゃいます!
デメテルさんは? 一年中働き通しだった彼女が4ヶ月も休暇をもらえたんですからハッピーエンドですよ!
えっ? 神話の内容変えちゃダメじゃないかって?
…ドロドロのバッドエンドよりいいんじゃないですかぁ。(。・ ω<)ゞてへぺろ♡
今回は観客の数が役者よりも少ないという異様な状況でしたが、みんなとてもすばらしい公演を披露してくれました。本当にありがとう!!o(^▽^)o
それでは良いお年を!☆彡 to be continued…
2BS Shimutaku